この研修では、まず事業の企画・評価に必要な会計・財務の基礎知識の要点を学習します。配布される簡単なExcelシートを使って、各自で計算方法や数字の意味を確認します。更に、自分が経営者だったら、利益やフリーキャッシュフローをどう改善するか、考えます。
 引き続き、企画立案者が押さえておくべきプランニングと経営陣への説明のポイント、そして、「数字の遊び」を防ぐ考え方・業務プロセスを学びます。トルネードチャートやリスク分析などは、難しく聞こえるかもしれませんが、収支や販売など「想定した計画の確からしさを見える化」するものであり、基本スキルを習得すれば誰にでも使いこなせるものです。
 本研修受講の結果、計画の企画立案者として、自らがリスク要因をよりよく理解できるようになるとともに、経営者や上司に対しては、直感的に分かりやすく事業の持つリスク要因や大きさを説明できるようになることを目指します。事業の企画・評価に必要な会計・財務の基礎知識をコンパクトに学べることや、丁寧でわかりやすい説明が好評を博している定番の入門研修です。

【研修概要】
1.経営視点で事業を考える
 ① 財務諸表は、事業の成績表
 ② 「確からしさ」を説明する
 ③ 分析が重要なのではなく、説明し議論することが重要
2.事業の理解評価に必要な会計の基礎知識
 ① P/L(損益計算書)の仕組み
 ② B/S(貸借対照表)の仕組み
  ※ P/Lではわからないこと ? 減価償却
  ※ 急成長企業の急所 - 黒字倒産とは
 ③ C/S(キャッシュフロー表)の仕組み
 ④ P/L、 B/S、 C/S のつながり 製造業A社の一年
 (パソコン演習) 
 a. 会計上の利益の計算
3.評価に必要な財務(ファイナンス)の基礎知識
 ① 資金の時間的価値
 ② 現在価値とは
 ③ 重要な投資評価指標NPV・IRRとは
 ④ 割引率の考え方
 (パソコン演習)
 a. フリーキャッシュフローの計算
 b. Excel関数を使用したNPV・IRRの計算
 c. 事業のスピードを上げる(期間を短縮する)意味は?
4.企画立案と経営陣へのわかりやすい説明に必要な考え方
 ① 企画立案の方法論:仮説指向計画法
 ② 「数字の遊び」を防ぐ考え方と業務プロセス
5.各種分析・シミュレーション手法の紹介
 ① What-If分析
 ② 感度分析(トルネードチャート)
 ③ リスク分析(モンテカルロシミュレーション)
6.事例紹介
7.質疑応答・まとめ

【基本情報】

日 時 2016年7月8日(金)10:00-18:00 (受付 9:40~)
会 場 インテグラート株式会社 / 会議室
住 所 東京都千代田区神田神保町1-13 CONVEX神保町 9F(東京・神保町)
受講料 一般 48,600円(税込)

※デシジョンシェアの「年間ご利用サービス」をご契約頂いている方には、無料で受講いただけます。

『事業性評価入門研修「会計・財務の基礎知識とビジネスシミュレーション」~「数字の遊び」を防ごう~』の詳細内容、お申し込みは【こちら】