◆日時
2016年11月30日(水)14:00~17:30( 受付13:30~ )
◆会場
東京大学伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール(東京・文京区)
本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線) 徒歩8分
本郷三丁目駅(地下鉄大江戸線) 徒歩6分

住所:東京都文京区本郷7-3-1 (赤門近く)
http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html
◆参加費用:無料

ご好評のうちに終了いたしました。
多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。
■ プログラム
◆基調講演: 「現在の日本における会社経営リスクにどのように対処するのか-コーポ―レートガバナンスのあり方」
TMI総合法律事務所顧問 早稲田大学名誉教授 堀 龍兒 氏

講演概要
会社が不祥事などによって経営危機になるケースが多くありますが、これらは会社経営リスクのマネジの仕方に問題があり、コーポ―レートガバナンスが機能していない結果によるものです。どのように会社を経営してリスク管理を行うのか、事例を挙げて講演いたします。

講師紹介
日商岩井株式会社取締役・常務・専務を経て早稲田大学法学部教授・法務研究科教授
現在 早稲田大学名誉教授、TMI総合法律事務所顧問、早稲田大阪学園長、上場会社などの4社の社外取締役、上場会社の社外監査役、その他上場会社の特別顧問など

◆講演: 「研究開発のビジョンと見える化から始まる企業価値の最大化」
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社 (ADL) パートナー 大原 聡 氏

講演概要
R&Dの生産性が企業価値に与える影響はますます増加していますが、全社方針に照らしてR&Dの展開状況を見極め、機動的に戦略対策を講じるための情報共有体制や意思決定プロセスは、多くの企業で確立途上にあります。研究開発型企業の組織特性を踏まえた経営管理上の課題と解決方向について、いくつかの視点を提供いたします。

講師紹介
ベイン・アンド・カンパニー(パートナー)、株式会社シグマクシス(マネージング・ディレクター)などを経て現職。23年間のコンサルティング業務経験を有し、医薬・化学・電機電子・自動車・機械などの業界に対し、ポートフォリオ管理や新規事業開発、M&A/提携戦略を中心にサービスを提供

◆講演: 「新たな製品・サービスの実現を支える仮説指向計画法と業務プロセス」
インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

不確実な事業では、あれもこれも心配になり、意思決定までの業務が必要以上に煩雑になりがちです。そのうえ、3年~5年以上にわたって、管理を行うとなると、もうほとんど業務として管理を継続できない、という企業は少なくありません。仮説指向計画法のような具体的方法論と、業務プロセスの要点をしっかりと押さえることが、適切な業務の遂行と業務効率を高めます。

◆講演・ソフトウェアのご紹介: 「未来を見える化する研究開発投資マネジメントシステムのご紹介」
インテグラート株式会社 取締役 井上 淳

本パートではインテグラートが開発・販売している研究開発投資マネジメントシステム「RadMap」のデモンストレーションをご覧いただきます。RadMapシステムデモを通じて、RadMapが組織的に研究開発投資計画の改善と継続管理をサポートし、業務の効率化を図り、より考えるべきことに集中できるようになるプロセスをご紹介します。
この度弊社では「インテグラート ビジネスシミュレーション フォーラム 2016」を開催する運びとなりました。事業の大きな失敗を避け成功を支援する経営理論「仮説指向計画法」を採用したソフトウェアを開発し、コンサルティング・研修と共に提供しています。今回のフォーラムでは、テーマを「研究開発投資の意思決定とガバナンス~事業のリスクを可視化し、中長期の成長を達成する~」として、具体的な方法論とソフトウェアシステムをご紹介いたします。基調講演には、TMI総合法律事務所顧問・早稲田大学名誉教授の堀龍兒先生をお迎えし、「現在の日本における会社経営リスクにどのように対処するのか-コーポ―レートガバナンスのあり方」と題してご講演いただきます。多くの企業の社外取締役を務められているご経験に基づく、健全な経営を行うための具体的なガバナンス手法は、皆様に大いにご参考にしていただけるものと思います。

堀先生の基調講演に続きまして、アーサー・ディ・リトル・ジャパンの大原聡パートナーに「研究開発のビジョンと見える化から始まる企業価値の最大化」についてご講演いただきます。

又弊社からは、「新たな製品・サービスの実現を支える仮説指向計画法と業務プロセス」と「未来を見える化する研究開発投資マネジメントシステム」について、ご紹介いたします。多くの事業において中長期の見通しは不確実性を増していますが、どの程度背伸びしている計画なのか、堅く読んでいる計画なのかを可視化し、関係者が情報共有する仕組みを構築することによって、適切なリスクテイクとリスクマネジメントを支援いたします。

本フォーラムは、中長期の成長を目的とする研究開発投資に関わる経営者及び経営スタッフの方々、事業の現場で各種計画の立案や検討・管理業務に携わっていらっしゃる方々にとりまして、経営理論を活用した、より質の高い、かつ、効率的な計画策定・リスク評価・意思決定とリスクマネジメントの実現についてお考えいただく上で、大変有意義な機会になるものと考えます。ご多用中とは存じますが、関連部署の方々をお誘いあわせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
◇インテグラートのビジネスシミュレーションシステムは、以下の理論を基礎として設計されています。
Discovery-Driven Planning(仮説指向計画法)
ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授イアン・マクミラン、コロンビアビジネススクール教授 リタ・マグレイスが考案した不確実性の高い事業環境におけるビジネスプランニング手法。「逆損益計算法」により、利益の因数分解と仮説の洗い出しを行い、「マイルストン計画法」で仮説検証による学習とビジネスプランのフォローアップを支援する。インテグラートは、1997年に仮説指向計画法をシステム化。

Strategic Decision Management(戦略意思決定手法)
1960年代に米国スタンフォード大学教授の ロナルド・ハワードによって考案された、デシジョンアナリシスを基礎理論とする意思決定手法。シリコンバレーを本社とするコンサルティング会社ストラテジック・ディシジョンズ・グループ(SDG)が実践・応用し、手法として確立。意思決定の品質(Decision Quality)を高めるアプローチを提供し、エネルギー開発会社、製薬会社、化学メーカー等から導入が進展した。インテグラートは、2005年から2007年までSDGと提携し、日本における戦略意思決定手法の普及を促進。