株式会社プロネクサス主催の標記セミナーにて、弊社社長の小川が講演します。
※本講座は、2023年12月8日(金)に収録した動画となります。
<セミナー趣旨>
設備投資・M&A・研究開発・新規事業などの事業投資は、複雑で不確実なため、どう説明したらよいのか、どのように管理すればよいか、わかりにくいものです。多くの企業では、やむを得ず「大丈夫か」「大丈夫です」といった表面的な議論や個別対応を繰り返している状況にあります。その一方で、コーポレートガバナンス・コードや内部統制によって、適切な業務運営とリスクマネジメントが求められています。
本セミナーは、事業投資の説明と意思決定に関係する方々を対象に、「事業投資の内容(リスクとリターン)をよく理解し、議論する」業務プロセスを説明します。まず、各社の取組事例をご紹介し、基本的な業務イメージをつかんでいただきます。そして、一般的な業務課題を整理し、取り組みの方向を確認します。その上で、課題を解決する業務プロセスの考え方と実践手法、及び、リスクとリターンを説明する事業性評価報告書の例を解説します。事業投資の説明・共有・評価に苦心している方々、事業投資のリターンを高める仕組みづくりに関心のある方々に、是非お勧めいたします。
<セミナー概要>
テーマ : 「そのリスクを取れるのか?」成長投資の企画・管理の実務
~関係者と議論を深めて意思決定に至る実践手法を解説~
視聴期間 : 2024/1/5(金)10:00 ~ 2024/2/29(木)17:00
申込期限 : 2024/2/16(金)
講義時間 : 約3時間
会 場 : 【アーカイブ配信】
講 師 : 弊社社長 小川 康
受講料 : 一般=23,100円(税込)
ディスクロージャー実務研究会会員=18,700円(税込)
<受講対象者>
■投融資委員会委員・事務局、R&D投資・新規事業の企画・提案者、経営企画、
経営会議事務局や社外取締役・社外監査役等関係者の方々等
<プログラム>
1.各社投資評価業務事例の解説
(1)総合商社 伊藤忠商事株式会社
:事業計画妥当性評価の徹底
(2)都市ガス 大阪ガス株式会社
:自由化に備え、事業の新たな柱を創造する
(3)中堅製造業A社
:製造受託新事業の採算がとれる条件を、経営陣にわかりやすく説明する
(4)中堅製造業B社
:透明性の高い分析に基づき、新規事業からの撤退を意思決定
2.事業投資に関するよくある課題の整理
(1)収支計画の根拠があいまい、事業部門が作った数字にコメントできない、など
(2)未来の数字のあいまいさを減らす
3.投資評価業務の考え方:不確実な事業の企画・管理の理論「仮説指向計画法(Discovery-Driven Planning)」
(1)数字ではなく、目標達成に必要な「仮説」をまず明確にする
(2)事業環境の変化に対応し、次の一手を早期に打つために、継続的な管理を重視する
4.事業性評価報告書例の紹介:リスクとリターンの解像度を高める
(1)数値よりも、数値の前提条件を説明する
(2)可視化の活用:台風グラフ(大体この幅に収まることを示す)、感度分析(トルネードチャート)、シナリオ分析等