RadMap / projectラドマップ プロジェクト

概要

RadMap/project は、不確実性の高い事業環境において、事業投資計画の経済価値を分析・シミュレーションし、 合理性と透明性の高い投資の意思決定と継続的な投資計画管理を支援するシステムです。
事業性評価では、価値最大化を図るため不確実性を考慮した上で様々な角度から分析・評価を行う必要があります。RadMap/projectは、事業価値評価プロセスの標準化や収益構造の可視化、データの一元管理を行うことで、Excelでは困難であった数多くのシナリオを含む複雑かつ高度な事業投資計画の立案・検討と、長期的な管理を効率的かつ効果的に行うことができます。

特長

  1. 各種事業価値評価・分析手法により多面的な分析、評価が可能

    DCF(割引キャッシュフロー)法から、より不確実性の高い投資評価に効果的なデシジョンツリー分析およびリアルオプション分析まで、様々な分析手法を備え、事業価値およびリスクを多面的に分析、評価することが可能です。

  2. 複雑な収益構造を分かりやすく可視化

    収益構造をツリー構造で可視化し、事業投資計画の評価の前提となる複雑な収益構造を分かりやすく整理、表現するモデラー機能を有しています。容易に収益構造の作成および管理を行えるほか、変更や修正にも柔軟に対応することができます。また、各プロジェクト間の収益構造の比較や検討も容易に行うことができます。

  3. データのサーバー一元管理により管理、メンテナンスが容易

    全プロジェクトのデータを同一フォーマットでデータベース上に一元管理することができます。管理、メンテナンスを容易に行うことができ、また、プロジェクトデータを共有して組織的に管理することが可能です。

  4. 標準化された事業価値評価手法によりプロジェクト間の比較が容易

    RadMap/projectで採用している事業価値評価プロセスは、フレームの設計、収益構造の設計からデータ収集、分析・シミュレーションまでの一連の手順を明示し、ガイドすることで、事業投資案件の検討の深さ・品質を均一化することが可能です。

解決できる課題

意思決定者
  • 事業投資における様々な不確実性要因の中から、評価指標に与える影響度合いを可視化することができ、成功に必要な条件、回避すべき条件、影響度の順位が明確となり、取り組むべきアクションの優先順位を組織的に共有することができます。
  • 多岐にわたる複雑な前提条件の設定が簡易に可視化できるため、分析結果だけではなく、結果を導く前提条件を容易に確認することができます。
  • 標準化されたプロセスや共通の評価指標が設定されることで、プロジェクト間の比較を容易に行うことができます。
本社スタッフ
  • 不確実性を仮説として設定することができ、多岐にわたるシミュレーションを行うことが可能になるので、入力作業に時間を費やすのではなく、あるべき戦略シナリオの検討に注力することができ、より効率的に組織として現実的な目標を議論・探索することが可能です。
  • 前提条件が可視化され共有できるので、各部門のスタッフや意思決定者とのコミュニケーションが容易になります。
  • 計画データの一元管理、修正変更記録を管理できることで、長期にわたるプロジェクトから得た事業投資ノウハウを蓄積することができ、RadMapがナレッジデータベースとして組織的に計画立案のノウハウを共有することが可能になります。
各部門スタッフ
  • モデラー機能による収益構造の見える化により、従来容易ではなかった事業の「前提」部分を関係者で共有することが可能となります。本社スタッフとのコミュニケーションを容易にし、信頼性、実効性の高いビジネスプランの構築につながります。

機能

ナビゲーション機能 事業計画立案・評価プロセスを標準化することができる
デシジョンツリーデザイン機能 戦略シナリオの検討・意思決定のポイントが探索できる
モデラー機能 ブラックボックスになりがちな収益構造を可視化し、組織で共有、議論することができる
プロジェクトメンテナンス機能 事業のリターンと不確実性を多面的に把握したり、シミュレーションしたりすることができる
時系列分析/感度分析/確率分布分析/What-If分析/価値構造分析/デシジョンツリー分析
Excelとの相互連携 組織でのデータのやり取りをスムーズに行うことができる

RadMap/project