第1回 ビジネス・インテリジェンス フォーラム
「研究開発プロジェクトの戦略的バリュエーション(経済価値評価)」
日時 : 2001年11月15日(木) 14:00~17:30
場所 : カナダ大使館 Leading Edgeホール 東京・青山

御好評により終了いたしました。
多くの御来場まことにありがとうございました。
仮説検証と金融工学を取り入れた投資評価  シュミレーションシステムの活用。
バイオ技術の進展やビジネスのグローバル化に伴って、製薬事業の不確実性が飛躍的に高まっています。その一方で、医薬品開発の研究開発に投下しなければならないコストは増大する一方であり、限られた人的・経済的資源を各研究開発プロジェクトに最適に配分するために、より戦略的な投資意思決定が求められています。 本フォーラムでは、21世紀の事業価値評価として大きな注目を集めているリアルオプション法について、日本で初めての解説書「入門 リアル・オプション(東洋経済新報社)」の著者でもあり、企業価値評価の分野で幅広くご活躍されていらっしゃる野村證券金融研究所・山本大輔氏をお招きし、最先端の動向と現状をお話しいただく予定です。 また、研究開発プロジェクトの経済価値評価/シミュレーションシステムとして欧米でも注目を集めている「RadMap」を使ったソリューション事例をまじえ、価値評価の実践を、分かりやすく具体的にご紹介いたします。フォーラム終了後には、各社プロジェクト評価業務ご担当者の皆様との交流会を予定しております。
■ プログラム
1. 基調講演: 「リアルオプション法による事業価値評価」
野村證券金融研究所 投資技術研究部 主任研究員
「入門 リアル・オプション」著者
山本 大輔 氏

事業の不確実性が飛躍的に高まる中、不確実性を積極的に考慮した事業価値評価手法である「リアル・オプション」が注目を集めています。リアルオ・プション法を使った事業価値の定量評価の手法をケーススタディを交えながら紹介します。
2. 「研究開発プロジェクトのバリュエーション体系~医薬品開発を例に~」
日本インテグラート株式会社 最高執行役員
早稲田大学ビジネススクール講師
北原 康富

医薬品開発の研究開発プロジェクトを例にあげ、DCF(割引キャッシュフロー)法、シナリオDCF法、モンテカルロDCF法から、最先端の事業評価手法であるデシジョンツリー法やリアル・オプション法までの各種評価手法の使い分けや統合的な利用法について、欧米企業の先進事例を交えながら、プロジェクト評価手法の体系的な適用方法をご説明いたします。
3. 経済性評価・シミュレーションシステム 「RadMap」 による研究開発投資の意思決定プロセス
「RadMap」は金融工学を応用した研究開発投資の経済価値の評価・シミュレーションシステムです。煩雑かつ時間のかかるプロジェクトの経済性評価が、RadMapの利用によりどのように標準化され、効率的且つ効果的に行えるようになるかを、デモンストレーションを通じてご紹介いたします。

セミナー・イベントの一部は、社名変更以前に開催されたものであり、社名が、旧社名(日本インテグラート株式会社)のまま記載されています。