~「数字の遊び」を防ごう~
この研修では、まず事業の企画・評価に必要な会計・財務の基礎知識の要点を学習します。配布される簡単なExcelシートを使って、各自で計算方法や数字の意味を確認します。更に、自分が経営者だったら、利益やフリーキャッシュフローをどう改善するか、考えます。
 引き続き、企画立案者が押さえておくべきプランニングと経営陣への説明のポイント、そして、「数字の遊び」を防ぐ考え方・業務プロセスを学びます。トルネードチャートやリスク分析などは、難しく聞こえるかもしれませんが、収支や販売など「想定した計画の確からしさを見える化」するものであり、基本スキルを習得すれば誰にでも使いこなせるものです。
 本研修受講の結果、計画の企画立案者として、自らがリスク要因をよりよく理解できるようになるとともに、経営者や上司に対しては、直感的に分かりやすく事業の持つリスク要因や大きさを説明できるようになることを目指します。事業の企画・評価に必要な会計・財務の基礎知識をコンパクトに学べることや、丁寧でわかりやすい説明が好評を博している定番の入門研修です。

【このセミナーを受講すると、こんなスキルが身につきます】
・事業の企画に必要な会計・財務の基礎知識の理解
・経営者視点での利益やフリーキャッシュフロー改善の考え方
・詳細な計画を立案するのではなく、成功に必要な仮説を重視・共有する考え方
・計画の企画立案者として、自らがリスク要因を、よりよく理解できるようになるスキル
・経営者や上司に対して、事業価値の根拠を、売上要因などの変数を用いて、わかりやすく説明するスキル

【研修概要】
 日 時 : 2024年6月4日,5日(火,水)
      両日ともに 13:00~16:00
 会 場 : Web開催
 受講料 : 45,000円(税別)
  ※デシジョンシェアの「年間ご利用サービス」をご契約頂いている方には、無料で受講いただけます。

■お申込みは【こちら】■

【プログラム】
<1日目>
1.経営視点で事業を考える
 ① 財務諸表は、事業の成績表
 ② 「確からしさ」を説明する
 ③ 分析が重要なのではなく、説明し議論することが重要
2.事業の理解評価に必要な会計の基礎知識
 ① P/L(損益計算書)の仕組み
 ② B/S(貸借対照表)の仕組み
 ③ C/S(キャッシュフロー表)の仕組み
 ④ P/L、 B/S、 C/S のつながり 製造業A社の一年
<2日目>
3.評価に必要な財務(ファイナンス)の基礎知識
 ① 資金の時間的価値
 ② 現在価値とは
 ③ 重要な投資評価指標NPV・IRRとは
 ④ 割引率の考え方
4.企画立案と経営陣へのわかりやすい説明に必要な考え方
 ① 企画立案の方法論:仮説指向計画法
 ② 「数字の遊び」を防ぐ考え方と業務プロセス
5.各種分析・シミュレーション手法の紹介
 ① What-If分析
 ② 感度分析(トルネードチャート)
 ③ リスク分析(モンテカルロシミュレーション)
6.事例紹介

※「年間ご利用サービス」ご契約者の方で受講を希望される方は、お申し込み時に「年間ご利用サービスID」を「連絡事項」にご記入ください。
※いずれかの講師1名がご説明いたします。

【講師】
■シニアコンサルタント・楠井 悠平(クスイ ユウヘイ)
 2007年インテグラートに入社。製薬会社・社会インフラ企業等におけるビジネスシミュレーション、事業性評価体制導入支援、
ポートフォリオマネジメント運用支援に関するコンサルティングに従事する傍ら、システム開発プロジェクトへの関与、学会誌への寄稿なども手掛ける。
2012年中小企業診断士登録。日本野菜ソムリエ協会認定「野菜ソムリエ」の資格も有する。
その他、世界ナンプレ選手権に日本代表として出場し団体優勝および個人2位の経験を持つ。

■コンサルタント・春原 易典 (スノハラ ヤスノリ)
 慶應義塾大学理工学部に入学し、應援指導部に在籍。同大学大学院理工学研究科を修了。
青果仲卸会社、株式投資クオンツ職を経て、2014年インテグラートに入社。
インテグラートでは主に製薬企業へのコンサルティングに従事する傍ら、マーケティングを担当。
コーポレートガバナンス、リスクマネジメント、内部監査、経営管理視点での財務分析/非財務情報分析について研究中。

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