サイエンス&テクノロジー主催の標記セミナーにて、弊社取締役の井上が講演します。
【セミナー概要】
テーマ : 不確実性を考慮した事業性評価の実践
-NPV計算のための会計・ファイナンス基礎知識から不確実性シミュレーションまで-
日 時 : 2025年6月16日(月) 13:00~16:30
会 場 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第4講習室
https://www.science-t.com/hall/16431.html
講 師 : 弊社取締役 井上 淳
受講料 : 49,500円 (税込)
※サイエンス&テクノロジー社・申込ページにて各種割引特典あり(講師紹介:定価半額24,750円。他割引併用不可)
※参加方法をご選択の際に「講師紹介割引」の適用をチェックいただき下記コードをご入力ください。
講師紹介コード:wtnb2506
【講座主旨】
新薬開発型医薬品ビジネスでは、開発費用の増加や候補化合物の減少、薬価制度の変化などにより、事業性評価の重要性が増しています。しかし、安全性・有効性評価と比べ、事業性評価の歴史は浅く、業務プロセスの確立には各社で差があります。
本講座では、冒頭にこのビジネスにおける事業性評価がなぜ必要で、何がポイントとして実施されているのかについて事例を交えながらご説明します。次に、事業性評価の代表的な指標であるNPVの計算に必要な会計とファイナンスの基礎的な考え方、知識をご紹介します。その後、新薬開発品の標準的な事業性評価プロセスをそれぞれ詳説します。
【得られる知識】
・事業性評価の位置づけ、目的について正しく理解することができます
・NPVがなぜ評価指標として頻用されているかについて、その背景としての会計、ファイナンスの知識を習得することができます
・ベースケースのNPVだけでなく、不確実性を考慮した事業性評価を行うことによって、今後開発を継続する上でいつ、何が重要な要素となるかが分かるようになります
【プログラム】
1.新薬開発型医薬品ビジネスにおける事業性評価の目的・位置づけ
1.1.事業性評価の目的・用途
1.2.事例:「意思決定の質の向上」を重視するため事業性評価を行うA社
2.事業性評価に必要な会計とファイナンスの基礎知識
2.1.会計とファイナンスの特徴
2.2.財務三表のつながり
2.3.PL(損益計算書)儲けと損失
2.3.BS(貸借対照表)資金調達と運用使途
2.4.CF(キャッシュフロー計算書)キャッシュの増減
2.5.会計とファイナンスの違い
2.6.プロジェクトの束としての企業活動
2.7.現在価値(PV)という概念
2.8.正味現在価値(NPV)の算出
2.9.割引率について
3.医薬品開発プロジェクトの事業性評価の標準プロセス
3.1.オプションとシナリオの検討
3.2.収益構造モデルの作成
3.3.Baseデータの収集と入力
3.4.初期感度分析を使ったBaseデータから仮説(重要かつ不確実性のある)項目の特定
3.5.仮説の検討・入力
3.6.シミュレーション分析に基づく不確実性を含めた事業性評価
3.6.1.感度分析
3.6.2.シナリオ分析
3.6.3.リスク分析
3.7.デシジョンツリーを使ったeNPV(期待事業価値)の算出
□質疑応答□