本年のテーマは、「成長投資を成功に導く経営理論とIT」といたしました。成長投資の重要性はわかっていても、失敗するリスクがあることを考えると、そう簡単には投資できないものです。成長は追求したいが、失敗は避けたい、という現実的な問題に対して、本年のフォーラムでは、経営学者の知見を共有し、皆様の成長投資の取り組みにお役立ていただきたいと考えました。更に、成長投資業務を、実務的にどう進めればよいか、という問題に対しては、経営理論と実務ノウハウをIT化し、成長投資の一元管理を実現する業務基盤システム「予測管理クラウドDeRISK(デリスク)」の活用を、弊社からご提案いたします。

 

 本年のフォーラムでは、錚々たる先生方にご講演をお引き受けいただいております。11月10日は日本の経営学を代表する重鎮で知識経営を提唱する野中郁次郎先生に、12月8日はグループ経営やコーポレートガバナンスに理論と実務の両面で深い知見をお持ちの松田千恵子先生に、1月18日はストーリーという視点から持続的競争優位について貴重な示唆を与えてくださる楠木建先生に、基調講演をお願いしています。各回の内容は、経営幹部向け、企画・管理部門向け、事業部門向けと位置付けておりますが、内容にご関心のある方は、いずれの日程にも、お誘いあわせの上、ご参加いただけますと幸いです。

 弊社からは、「成長投資を成功に導く経営理論とIT」「見極める力を高め、組織間の連携をサポートする予測管理システムのご紹介」及び「事業部門が語るべき中期戦略シナリオと実行管理手法」と題する3つの講演をお届けし、皆様の成長投資の成功を支援するITを活かした仕組みづくりをご提案いたします。

 更に各回で、弊社とお付き合いのある実務経験豊富なコンサルタントの方々によるパネルディスカッションを実施いたします。様々な視点を持つ専門家からの成長投資に関する提言が、様々な成長投資に取り組む皆様のヒントになりますように企画いたしました。

 本フォーラムが、貴社の益々のご発展の一助となりますことを心から願っております。関連部署の方々をお誘いあわせの上、是非ご参加下さいますようお願い申し上げます。

■お申込みは【こちら】

【詳細資料】
日 時:
【Day1_経営幹部向け】   2021年11月10日(水)13:30 〜 17:00
【Day2_企画・管理部門向け】2021年12月 8日(水)13:30 〜 17:00
【Day3_事業部門向け】   2022年 1月18日(火)13:30 〜 17:00
会 場:ZoomでのWebセミナー
参加費:無料
定 員:3,000名 / 各回
フォーラムの対象者:経営者、経営企画・経営管理部門・経理財務部門・製品戦略部門・事業企画部門等の担当役員および管理者・担当者

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<プログラム・Day1>
【基調講演】
■ヒューマナイジング・ストラテジー ~ナラティブが実現する二項動態経営へ~
 一橋大学名誉教授 野中 郁次郎 氏

 本講演では、現在の「日本的経営」の危機を直視し、経営者の方々と、未来への展望を考える機会としたい。組織的知識創造の起点となる共同化は人、モノ、環境すべてに対する「共感」によって達成されるものである。VUCAの時代にあっては、先の見えない変化に臨機応変に対応するには、数値分析に基づく論理的な戦略は役に立たない。新しい現実を共創する「生き方」のナラティブによるヒューマナイジング・ストラテジーこそが戦略の本質となる。一見、相反するアナログとデジタル、効率性と創造性をダイナミックに両立する知的機動力経営をともに実践しようではないか。

【講演】
■成長投資を成功に導く経営理論とIT
 インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

 製品開発・M&A・新規事業・設備投資・中期成長戦略プロジェクトなどの成長投資は、リスクに立ち向かう業務であり、今までの知識が役に立ちにくい分野です。知識が足りない分野に不可欠なのは、事業の成功の前提条件となる仮説(たら・れば)です。本講演では、仮説を知識に変えていくことによって成長投資の成功確率を高める経営理論「仮説指向計画法(DDP: Discovery-Driven Planning)」を解説します。
 また、ブラックボックスのような成長投資のリスクを、レントゲンのように可視化し、カルテのように履歴を残すことによって、成長投資のモニタリングを支援し、一元管理を実現する予測管理クラウドDeRISK(デリスク)の概要をご紹介します。予測管理クラウドDeRISKは、意思決定と中長期のモニタリングを支援し、成長投資のリスクを下げて成功に導きます。
 経営理論とITの活用によって、皆様の成長投資の成功に貢献できますことを心から願っております。

【パネルディスカッション】
[パネリスト]

 プロティビティLLC シニアマネージングディレクタ 神林 比洋雄 氏

 有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 アカウンティング&ファイナンス カテゴリーリーダー パートナー 伊藤 憲次 氏

 株式会社マネジメントソリューションズ マネジメントコンサルティング事業部長 エグゼクティブディレクター 和田 智之 氏

 <モデレーター> インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

<プログラム・Day2>
【基調講演】
■経済的価値と社会的価値を両立する経営の実践
 東京都立大学大学院 経営学研究科 教授 松田 千恵子 氏

 本講演は、変革を迫られる日本企業が、これから目指すべき新しい経営について考える機会としたい。企業が存続するためには、まず稼ぐ力を発揮し、経済的価値を高める必要がある。そのための一つの考え方として、2回目の改訂が本年施されたコーポレートガバナンス・コードで注目されている、事業ポートフォリオマネジメントの考え方について解説する。また、企業が社会の一員として長期視点の経営を行い、社会的価値を高めていくESG/SDGsを実践する上で、押さえておくべき重要なポイントをお伝えしたい。
 このような取り組みを実践するために、重要な役割を期待されているのが、本社の企画・管理部門である。本講演が、これからの経営と企画・管理部門が目指す方向を掴むきっかけとなれば幸いである。

【講演】
■見極める力を高め、組織間の連携をサポートする予測管理システムのご紹介
 インテグラート株式会社 取締役 ビジネスシミュレーション事業本部長 井上 淳

 本社企画・管理部門は「グループ内の投資家」としてその事業に投資して見返りがあるのかどうか、客観的な分析を行う必要があります。また、分析で終わるのではなく、分析を基にした事業責任者とのコミュニケーションと、その事業に投資する投資判断が求められます。また、本社企画・管理部門は事業計画の定期的なモニタリングにより、計画策定時に立てた仮説が想定通りになっているか確認し、計画をうやむやにしない役割も求められます。
 このようなグループ経営の本社部門に対して松田先生も述べているポイントである見極める力と組織間の連携を高める予測管理システム「DeRISK(デリスク)」をご紹介します。

【パネルディスカッション】
[パネリスト]

 東京都立大学大学院 経営学研究科 教授 松田 千恵子 氏

 有限責任あずさ監査法人 アカウンティング・アドバイザリー・サービス統括事業部  ディレクター 程原 真幾 氏

 ストラットコンサルティング株式会社 代表取締役 池側 千絵 氏

 <モデレーター> インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

<プログラム・Day3>
【基調講演】
■戦略ストーリーのクリティカルコア
 一橋ビジネススクール 教授 楠木 建 氏

 戦略は「こうしよう」という主体的な意図の表明であり、「こうなるだろう」という将来予測ではない。
 優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーでなくてはならない。さまざまな打ち手がつながって、全体として長期利益に向かってダイナミックに動いていく「動画」でなくてはならない。
 ストーリーという視点から持続的競争優位の論理を解明する。

【講演】
■事業部門が語るべき中期戦略シナリオと実行管理手法
 インテグラート株式会社 執行役員 ソリューション事業部長 名田 秀彦

 中期経営計画は、多くの日本企業で運用されている重要な事業計画です。この中期経営計画は、実際のところ、どの程度達成されているのでしょうか。本講演では、まず”中計”の現状と課題に関する調査報告をご紹介いたします。
 弊社は、調査で明らかになった課題に対して、事業部門で主導すべき事業戦略シナリオをダイナミックにモニタリングすることで経営陣・コーポレート部門と事業部門が目標達成を目指す仕組みの基礎となる、「仮説指向計画法」の組織的活用をご提案いたします。また新規事業、M&A、設備投資、研究開発など不確実性の高い成長投資の打ち手を組合せ、事業の仮説を可視化・軌道修正する業務プロセスをご活用いただき、貴社の業績改善の一助としていただけますと誠に幸いです。

【パネルディスカッション】
[パネリスト]

 MAVIS PARTNERS株式会社 代表取締役 プリンシパル 田中 大貴 氏

 株式会社エル・ティー・エス マネージャー 鈴木 稔 氏

 (他1名、調整中)

 <モデレーター> インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

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