<研修趣旨>
DDP(仮説指向計画法)の手法とビジネスシミュレーションを応用し、ビジネスプランニングの観点からM&Aの買収価格の妥当性と買収後の経営計画の戦略案を考えます。
投資評価システム(DeRISK)のシナリオ分析を活用してより良い戦略代替案を考える方法を体験いただきます。
また、模擬経営会議ロールプレイにより、意思決定者の立場、起案者の立場の違いを考えます。
いままでの講義受講を通して得た知識を振り返り、応用実践していただきます。
【注意事項】
本研修は下記リンク先の各研修位置付けでの最後の研修となり、前段の研修受講済み相当の知識を前提にしています。
■研修位置付け■
<このセミナーを受講すると、こんなスキルが身につきます>
・M&Aを実行する際の戦略の全体像、アウトライン、ビジネスDDに関するプロセスが学べます。
・事業戦略立案、ファイナンスの基礎知識の習熟度確認の要点が分かります。
・買収対象会社の買収後の経営計画を想定した、シミュレーションツールを活用した事業性評価と価格の妥当性を議論する力が身に付きます。
・グループ討議演習を通して様々なバックグラウンドのメンバーと異なる視点を学び、新たな気づき、ネットワークを得ることが出来ます。
<受講者の声>
・フレームワークのテンプレートをいただき、実業務でも使えそうで良かったです。
・他社の方とグループワークができたのが非常によかったです。また、アプリケーションを使用してシナリオ分析ができたのもよかったです。
・実例が多く、実践的な内容だった。また講師の方が丁寧に質疑にも答えて下さり、理解が深まった。
・4日間の研修を通して、仮説指向計画の概要と、DeRISKを通して仮説を説明・更新していく重要性をイメージすることが出来ました。
・DeRISKのようなツールを使った、複数シナリオを比較評価する事による投資判断はとても有用だと感じた。
<研修概要>
日 時 : 2022年6月14日,15日,21日,22日(火,水)
全4日程ともに 13:00~16:00
会 場 : Zoomを利用したLive配信
受講料 : 99,800円(税別)
<プログラム>
【1日目・2日目】
1.M&Aとビジネスプランニング BDD
2.不確実な事業の計画理論 DDP
3.意思決定のフレーム・シナリオ・モデル
4.AEDのケース解説
5.AEDケース演習①
6.AEDケース事業計画Excelの解説
7.ビジネス・シミュレーションの活用とDeRISK操作練習(例題と解答:個人作業演習)
8.AEDケース演習②(収益構造情報収集)
9.AEDケース演習②(感度分析)
10.AEDケース演習②(シナリオ分析)
【3日目・4日目】
1.AEDケース演習③(シナリオ分析)
2.AEDケース演習④ グループで起案・意思決定に分かれて議論する
3.AEDケース演習⑤ グループとしてのベストシナリオを改めて議論する
4.AEDケース演習⑥ 情報を整理し、資料と説明に備える
5.模擬経営会議実施要領説明
6.模擬経営会議Round(1)
7.模擬経営会議Round(2)
8.ディスカッション・まとめ
※受講者を提案者グループと経営陣グループの2グループに分け、模擬経営会議を行います。
提案者と経営陣を入れ替えて、それぞれの立場で模擬経営会議を実施します。
<講師>
※いずれかの講師1名がご説明いたします。
■シニアコンサルタント・楠井 悠平(クスイ ユウヘイ)
2007年インテグラートに入社。製薬会社・社会インフラ企業等におけるビジネスシミュレーション、事業性評価体制導入支援、
ポートフォリオマネジメント運用支援に関するコンサルティングに従事する傍ら、システム開発プロジェクトへの関与、学会誌への寄稿なども手掛ける。
2012年中小企業診断士登録。日本野菜ソムリエ協会認定「野菜ソムリエ」の資格も有する。
その他、世界ナンプレ選手権に日本代表として出場し団体優勝および個人2位の経験を持つ。
■コンサルタント・春原 易典 (スノハラ ヤスノリ)
慶應義塾大学理工学部に入学し、應援指導部に在籍。同大学大学院理工学研究科を修了。
青果仲卸会社、株式投資クオンツ職を経て、2014年インテグラートに入社。
インテグラートでは主に製薬企業へのコンサルティングに従事する傍ら、マーケティングを担当。
コーポレートガバナンス、リスクマネジメント、内部監査、経営管理視点での財務分析/非財務情報分析について研究中。