<研修趣旨>
何かをマネジメントするためには、測ることが必要です。
企業価値の向上を図るためには、企業、あるいは事業の価値を測ることが必要です。では企業の価値はどう測るのでしょうか?
企業や事業の価値を測ることをバリュエーションといいます。本講座では事業価値を測るための基礎知識としてファイナンスの考え方を学びます。
Excel演習を通じて具体例を使いながら事業の価値評価の必要最低限の基礎を習得します。

<このセミナーを受講すると、こんなスキルが身につきます>
・事業の価値評価に必要なファイナンスの基礎知識の理解
・バリュエーションの3つの基本パターンと投資評価の指標NPV,IRR
・リスク評価に役立つ定量分析のシミュレーション基本手法(感度分析、シナリオ分析)
・詳細な計画を立案するのではなく、成功に必要な仮説を重視・共有する考え方(DDP:仮説指向計画法)
・不確実性の高い事業評価に役立つオプション的な考え方(リアルオプション)
・計画の企画立案者として、自らがリスク要因を、よりよく理解できるようになるスキル
・経営者や上司に対して、事業価値の根拠を、売上要因などの変数を用いて、わかりやすく説明するスキル
・バリュエーションが必要とされるM&Aプロセスにおける事業会社社内評価者に必要な視点

<受講者の声>
・今まで漠然と捉えていたことを体系的に理論立ててご教授いただき、まさに腑に落ちました。
・資料が要点毎にまとめられていたので見やすく、全体的に理解しやすかったです。
・とても聞き取りやすくわかりやすい講義で、こちらの漠然とした質問にも的確にお答えいただき、大変納得感が大きく、収穫もたくさんありました。
・時折、質問させていただいた際にも適切にご解説いただき助かりました。
・ファイナンス基礎研修は実践のExcelとともに非常に理解できた。 DDPは基本的な考え方を理解できましたので、当社へどのように適応していくか、部分的にでも取り入れたいと考えています。

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<研修概要>
【オンライン集合研修ご受講】
 日 時 : 2022年8月23日,24日(火,水)
      両日とも 13:00~16:00
 会 場 : Zoomを利用したLive配信
 受講料 : 79,800円(税別)
  ※2日程の全てにご参加できない場合も、開催後に当日のアーカイブ動画をご案内します

【アーカイブ動画ご受講】
 視聴時間 : 5時間40分
 受講方法 : アーカイブ動画
 受講料  : 79,800円(税別)

<プログラム>
【1日目】
1.事業投資ファイナンスの視点を知る
 1.未来視点で事業投資を考える
 2.投資評価手法の基礎知識
  ・DCF法・FCFと資本コスト・企業価値評価
2.企画立案と経営陣へのわかりやすい説明に必要な考え方
 1.投資評価における業務課題
 2.仮説指向計画法による戦略企画・評価法
3.定量分析の活用
 1.モデル
 2.収益予測と感度分析
 3.シナリオ分析

【2日目】
1.M&Aと事業性評価
 1.M&Aプロセス
 2.M&A後のマネジメント
2.オプション的考え方の有効性
 1.将来のシナリオプランニング
 2.リアルオプション的考え方
3.投資評価業務と組織プロセス
 1.数字の遊びを防ぐ実務と業務プロセス
 2.「質問」と「説明」によるガバナンス

 ※講義の最後に仮説に関するコミュニケーションのロールプレイを実施します。

<講師>
 ※いずれかの講師1名がご説明いたします。

■シニアコンサルタント・楠井 悠平(クスイ ユウヘイ)
 2007年インテグラートに入社。製薬会社・社会インフラ企業等におけるビジネスシミュレーション、事業性評価体制導入支援、
ポートフォリオマネジメント運用支援に関するコンサルティングに従事する傍ら、システム開発プロジェクトへの関与、学会誌への寄稿なども手掛ける。
2012年中小企業診断士登録。日本野菜ソムリエ協会認定「野菜ソムリエ」の資格も有する。
その他、世界ナンプレ選手権に日本代表として出場し団体優勝および個人2位の経験を持つ。

■コンサルタント・春原 易典 (スノハラ ヤスノリ)
 慶應義塾大学理工学部に入学し、應援指導部に在籍。同大学大学院理工学研究科を修了。
青果仲卸会社、株式投資クオンツ職を経て、2014年インテグラートに入社。
インテグラートでは主に製薬企業へのコンサルティングに従事する傍ら、マーケティングを担当。
コーポレートガバナンス、リスクマネジメント、内部監査、経営管理視点での財務分析/非財務情報分析について研究中。

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