M&Aに頼らない事業ポートフォリオの価値最大化
 ~プランBの活用によるオーガニック・ポートフォリオの最適化~

 本セミナーでは、自社の事業をポートフォリオとして捉えて、各事業に対する経営資源の配分を変更することによって価値最大化を達成する手法を紹介します。

 買収・売却を実行するM&Aを活用する事業ポートフォリオの価値最大化は、外部の他社との交渉を要し、大きなリスクを伴う高度な経営手法です(*1)。本セミナーでは、そのようなM&Aに頼らず、自社内で検討・実行可能な手法を紹介し、皆様の事業ポートフォリオの価値最大化を支援いたします。

 M&Aのように、自社だけではなく他社の事業を活用した事業ポートフォリオマネジメントを、弊社ではオープン・ポートフォリオと呼んでいます(*2)。それに対して、本セミナーでご紹介する手法は、自社による成長を目指すもので、オーガニック・ポートフォリオと呼んでいます。オーガニック・ポートフォリオの最適化は、プランBのように表現される戦略代替案(プランC、Dもあり得ます)の組み合わせを活用することによって実現します。最適化には、価値最大化だけでなく、ROICのような投資生産性の最大化も含みます。

 本セミナーでは、最適化手法を解説するために、まず証券投資と事業投資の違いを整理します。次に、プランB(戦略代替案)の検討手法と、オーガニック・ポートフォリオの最適化には、どのような案が必要となるのかを解説します。そして、プランB(戦略代替案)の検討と、最適化に効果を発揮する投資評価クラウドDeRISKとRadMap/portfolioシステムを活用した、オーガニック・ポートフォリオの最適化ケーススタディをご紹介します。
 
■9月30日(金)開催のお申込みは【こちら】■

■10月26日(水)開催のお申込みは【こちら】■

【投資評価クラウドDeRISKの特徴】
・投資評価とフォロー業務の具体策とベストプラクティスを実装した組織のコミュニケーションや業務基盤をシステム化
・豊富な分析、シミュレーション機能によって、プランB(戦略代替案)の検討を支援
・事業投資アセット群の全体像を可視化し重点テーマを特定
・管理部門・経営陣と事業部門のコミュニケーションとリスク情報の一元管理
・投融資委員会が「衆知」を結集し、見極めるべき仮説を明確化する標準業務プロセスの実装

【RadMap/portfolioの特徴】
・事業の積上げである現行ポートフォリオの多面的な分析と可視化
・現行ポートフォリオの問題点抽出のためのシミュレーション
・問題解決に向けた最適化シミュレーション

 本セミナーでご紹介する手法は、M&Aと組み合わせて実行することも可能です。M&Aのみを活用して事業ポートフォリオの価値最大化に取り組むと、複数のM&Aを実行する必要があるため、多くの企業にとってはハードルが高くなるものです。貴社に最適な手法を活用して企業価値向上に取り組むことができますように、弊社はご支援いたします。
 事業ポートフォリオマネジメントによる企業価値向上にご関心のある方、プランB(戦略代替案)の検討にご関心のある方、事業ポートフォリオマネジメントのシミュレーション・事業予測管理のDXにご関心のある方に、是非お勧めいたします。

【このような方に是非ご参加いただきたいセミナーです】
・事業ポートフォリオマネジメント担当部署の方
・事業全体を俯瞰して経営資源の最適配分を実現したい方
・研究開発等の投資予算配分に苦心している方々
・経営会議事務局や社外取締役・社外監査役等関係者、上場企業のCFO、経営企画部門、経理財務部門のリーダー、事業投資リスク管理部門リーダーの方々
 もちろん、上記以外の皆様の参加も大歓迎です

【講師】
 インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

【プログラム】
 1.証券投資(売買)と事業投資(価値創造)の本質的な違い
 2.プランB(戦略代替案)の検討手法
 3.オーガニック・ポートフォリオの最適化ケーススタディ
 4.事業ポートフォリオ価値最大化プロジェクトのご提案

【基本情報】
 テーマ : M&Aに頼らない事業ポートフォリオの価値最大化
       ~プランBの活用によるオーガニック・ポートフォリオの最適化~
 日 程 : 2022年9月30日(金)・10月26日(水)
     ※いずれも同じ内容で実施いたします
 時 間 : 15:00-17:00
 受講料 : 3,300円(税込)
 会 場 : Web開催

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*1 事業ポートフォリオマネジメントは、2020年に経済産業省から発表された事業再編実務指針で取り上げられたこともあり、企業価値向上手法として近年注目を集めています。しかし、この指針は、グループ経営を行いグローバルに展開する大規模・多角化企業を対象としており、更に、ベストオーナーという考え方に基づいてM&Aによる買収・売却を進める手法を紹介していることから、多くの企業にとっては実現のハードルが比較的高い高度な経営手法です。M&Aについては、妥当な価格で取引できるのか、候補企業が見つかるのか、買収後のPMIはスムーズにいくのか、といった難しさがあります。買収には意欲的だが売却には消極的といった一般的な傾向も、事業ポートフォリオマネジメントの観点からは大きな問題です。

*2 オープン・ポートフォリオに基づく国内製薬企業のR&Dマネジメント
https://www.jaist.ac.jp/coe/library/jssprm_p/2006/pdf/2006-2B17.pdf