日本価値創造ERM学会主催の標記セミナーにて、弊社社長の小川が講演します。
<セミナー概要>
テーマ : 『【第5回ERM経営研究会】ERM経営の実践例「仮説検証型経営」の紹介と課題について』
日 時 : 2024年8月7日(水)18:45~20:15
会 場 : オンライン(Zoom)
講 師 : 弊社社長 小川 康
参加費 : 無料
※会員以外の方でも、本テーマにご関心がある方には是非ご参加ください。
<内容>
第4回までの研究会で、「ERM経営とはリスクを機会として捉える経営である」とする考え方が共通認識として確認されてきたことを受けて、今回は、ERM経営の実践例として「仮説検証型経営」を紹介し、ERM経営を実践する実務的な課題について議論する機会にしたいと思います。
「仮説検証型経営」は、リスクが高い事業環境下において、リスクを評価したうえで意思決定し、社内外の変化に対応して新たな選択を意思決定することによって、高いリターンの達成を目指す経営管理手法です。
今回の研究会では、新規事業や研究開発の実務では、「仮説検証型経営」が実践されつつある状況を説明します。そのうえで、「仮説検証型経営」を新規事業や研究開発にとどまらず、より幅広い事業に展開していく課題について説明します。
その課題を解決する手法の一つとして、企業において経営管理組織がどのように変革されつつあるか、そして、その変革をリスクマネジメントの3線モデルと関連付けて紹介します。
更に、組織における権限移譲はリスクテイクを促進するのではなく、むしろリスク回避をもたらすという行動経済学者ダニエル・カーネマンの意見を取り上げます。
また、「仮説検証型経営」と、いわゆるリアルオプションの関係を、経営学者の意見と、登壇者が所属する日本リアルオプション学会の活動から紹介します。
このような視点の議論を通じて、価値を創造するマネジメントとは何かを追求する議論ができればと思っております。