インテグラート創業20周年記念イベント
インテグラート ビジネスシミュレーションフォーラム2013
「未来を構想するテクノロジー」
~経営理論とITの活用による中長期の成長実現~

◆日時
2013年12月10日 ( 火 ) 13:30 ~ 17:30( 受付13:00~ )
◆会場
東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内(赤門近く)
 電話03-5841-0779
会場アクセス http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html
◆参加費用:無料
◆定員:300名

ご好評のうちに終了いたしました。
多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。
翔泳社のWebマガジン「エンタープライズジン」に本イベントの講演内容をまとめたレポート
「ビジネスは現状分析から未来予測で勝負する時代へ/千寿製薬、大阪ガスの課題解決への取組み」が掲載されました。
レポートは【こちら】

■ プログラム
◆基調講演:「IT時代に求められるリーダーの責任」

慶應義塾大学 政策・メディア研究科
特別招聘教授 夏野剛 氏
早稲田大学政治経済学部卒業。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモに在職中に、榎啓一氏、松永真理氏らとiモードを立ち上げた。2005年ドコモ執行役員マルチメディアサービス部長。08年にドコモ退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、GREE、トレンダーズの取締役を兼任。

<講演概要>
IT革命がもたらす情報流通の高速化によって、経営環境の変化は加速している。変化出来ない企業は、もはや生き残ることが困難だ。今、リーダーは方向性を示し、しかも、ディテールを知らなければならない。知ることで未来を予測できる。そして、未来を予測できれば行動を変えることができる。だから、未来を理解することはリーダーの責任なのである。

◆講演・事例紹介:「大阪ガスにおける投資評価の取り組み」

大阪ガス株式会社  投資評価部長 石田博巳 氏
大阪ガスグループは長期経営ビジョンにもとづき、ビジネス拡大のための新規事業拡大投資を実施しています。本セミナーでは、その投資意思決定において行っている投資評価の概要についてご説明します(その評価に関してインテグラート社のシステムを利用)。 参加者の皆様からご意見を賜われれば幸いです。

◆講演・事例紹介:「千寿製薬における事業投資評価の取り組み」

千寿製薬株式会社 事業戦略本部
経営企画室 大西美江 氏
千寿製薬では、開発段階での不確実性の高い医薬品事業投資の判断を合理性かつ組織的納得解を得るため、事業計画の立案と評価のプロセスを標準化しています。本セミナーでは、インテグラートのビジネスシミュレーションシステム「RadMap/project」「RadMap/portfolio」を活用したこれらのプロセス運用の取り組みをご紹介します。

◆講演・製品紹介:「未来を構想するテクノロジーのご紹介」
 事業性評価・意思決定支援システム「RadMap/project」新バージョンご紹介

インテグラート株式会社 取締役
エグゼクティブコンサルタント 井上 淳
インテグラートは事業計画や戦略立案をICTを活用して効果的に進める未来予測のソリューションを提供しています。本講演では、個別プロジェクトの事業計画、複数プロジェクトの統合的な事業計画・戦略立案、Excelベースでの分析・シミュレーションの3つについて、ツールとプロフェッショナルサービス両面のソリューションをご紹介します。また、弊社ビジネスシミュレーションシステム「RadMap」の最新バージョンを発表いたします。
この度、弊社の創業20周年を記念し、上記の通り午後半日のイベントを開催いたしますので、是非皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

弊社のルーツは、1993年創業の日本インテグラート株式会社です。その後、2006年にインテグラート株式会社として分社・独立し本日に至りますが、創業からは通算で20周年を迎えることになりました。20年の長きに亘る皆様からのご愛顧に、有り難く厚く心からお礼申し上げます。

本イベントの基調講演には、慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授 夏野剛 氏をお迎えします。夏野氏は、NTTドコモのi-mode成功の立役者として世界的にその名を知られるとともに、IT革命がもたらす未来への洞察、その未来における企業の在り方、リーダーの在り方に関する著作・講演活動を積極的に進めておられます。夏野氏の講演は、新たな成長を追求する経営者・マネージャーの皆様への重要なヒントとなることと思います。

夏野氏の基調講演に続きまして、弊社システム・サービスを活用しておられる企業より、取り組みをご紹介いただきます。大阪ガス株式会社の投資評価部長 石田博巳氏には、中長期ビジョンの達成に向けた大阪ガスグループの事業投資評価の取り組みについてお話しいただきます。また、千寿製薬株式会社 事業戦略本部 経営企画室 大西美江氏には、不確実性の高い医薬品事業投資の判断に合理性かつ組織的納得解を得るための取り組みについてご紹介いただきます。

又、弊社ビジネスシミュレーションシステム「RadMap」の最新バージョン発表、及び、シミュレーションを活用した計画立案・意思決定のコンサルティング・研修を組み合わせたソリューションのご紹介を予定しております。

本フォーラムは、事業投資の決定に関わるマネジメント及び経営スタッフの方々、事業の現場で各種計画の立案や検討業務に携わっていらっしゃる方々にとりまして、シミュレーションを活用した、より質の高い計画策定・意思決定の実現についてお考えいただく上で、大変有意義な機会になるものと考えます。ご多用中とは存じますが、関連部署の方々をお誘いあわせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

なお、本イベントについて、インテグラートがソフトを開発する際の基礎理論を考案したペンシルバニア大学ウォートンスクールのイアン・マクミラン教授に報告したところ、マクミラン教授から手紙をいただきました。ご存知の方も多いと思いますが、マクミラン教授は、経営戦略、新規事業・コーポレートベンチャリング分野の第一人者で、不確実性下のビジネスプランニングに関する学術的な研究に加えて、メルク、マイクロソフト、シティバンク、GE、IBM、パナソニック、オリンパス、 KPMG、HP、インテル等へのコンサルティング実績を持つ方です。いただいた手紙には、本イベントへの祝辞に加えて、マクミラン教授がインテグラートに期待している役割、今後の可能性について書かれています。

ペンシルバニア大学ウォートンスクール
イアン・マクミラン教授

◇インテグラートのビジネスシミュレーションシステムは、以下の理論を基礎として設計されています。
Discovery-Driven Planning(仮説指向計画法)
ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授イアン・マクミラン、コロンビアビジネススクール教授 リタ・マグレイスが考案した不確実性の高い事業環境におけるビジネスプランニング手法。「逆損益計算法」により、利益の因数分解と仮説の洗い出しを行い、「マイルストン計画法」で仮説検証による学習とビジネスプランのフォローアップを支援する。インテグラートは、1997年に仮説指向計画法をシステム化。

Strategic Decision Management(戦略意思決定手法)
1960年代に米国スタンフォード大学教授の ロナルド・ハワードによって考案された、デシジョンアナリシスを基礎理論とする意思決定手法。シリコンバレーを本社とするコンサルティング会社ストラテジック・ディシジョンズ・グループ(SDG)が実践・応用し、手法として確立。意思決定の品質(Decision Quality)を高めるアプローチを提供し、エネルギー開発会社、製薬会社、化学メーカー等から導入が進展した。インテグラートは、2005年から2007年までSDGと提携し、日本における戦略意思決定手法の普及を促進。