インテグラート ビジネスシミュレーション フォーラム2015
「未来を創り続ける」~仮説指向計画法20周年~

◆日時
2015年12月2日(水)14:00~17:30( 受付13:30~ )
◆会場
大手町サンケイプラザ ホール(4F)
大手町駅(東京メトロ丸の内線・半蔵門線・千代田線・東西線・都営三田線)A4・E1出口 直結
JR東京駅(丸の内 北口改札) 徒歩7分

東京都千代田区大手町1-7-2
http://www.s-plaza.com/access/index.html
◆参加費用:無料

ご好評のうちに終了いたしました。
多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。
翔泳社のWebメディア「Biz/Zine(ビズジン)」に本イベントでの一橋大学米倉教授の講演内容をまとめたレポート『一橋大学米倉教授が語る、「有効需要創出の“限界”」と「小さな組織の大きな利益」』が掲載されました。
ご関心のある方は、【こちら】よりご覧いただけます。

■ プログラム
◆オープニング: 「事業の大失敗を防ぎ、成長を追求する 仮説指向計画法」
インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

 仮説指向計画法(Discovery-Driven Planning)は、事業計画は外れていくものである、という現実を直視し、計画数値よりも、その数値の前提となる仮説を重視する方法論です。事業の仮説を共有し、組織の総合力を発揮して、持続的な成長・中長期の事業価値向上を達成しましょう。

◆基調講演: 「見たくない未来に挑む」
一橋大学 イノベーション研究センター教授 米倉 誠一郎 氏

講演概要
 「未来をつくる」「未来を変える」ためには、一人一人がプロフェッショナルとして、組織の力を最大限引き出し、未来の実現まで、長い道のりを進んでいかなければならない。そのためには、思い付きのような一過性の取り組みではダメだ。成功企業の事例等から、未来を創り続けるヒントを学ぼう。力を合わせて、あなたが、みんなが「見たい未来」を実現しようではないか。

講師紹介
現在、一橋大学イノベーション研究センター教授、六本木アカデミーヒルズ日本元気塾塾長、プレトリア大学GIBS日本研究センター顧問、『一橋ビジネスレビュー』編集委員長。
企業経営の歴史的発展プロセスを戦略・組織・イノベーションの観点から研究。著書に、『経営革命の構造』(岩波新書)、『脱カリスマ時代のリーダー論』(NTT出版)、『オープン・イノベーションのマネジメント』(有斐閣)、『二枚目の名刺 未来を変える働き方』(講談社)など多数。

◆講演・事例紹介: 「組織間の妥協の無いすり合わせが革新的新薬の創造を可能にする」
中外製薬株式会社 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット
調査部長 矢野 嘉行 氏

 革新的新薬を継続的に創造する原動力は、研究・開発・製造・マーケティング・営業・薬事(規制対応)等の専門組織が、部門最適に陥らず、製品価値最大化に向けて総合力を発揮することです。本講演では、医薬品開発の事業性評価プロセスを通して、不確実性や戦略オプションを可視化することで、各組織の考え方のすり合わせを繰り返し実施し、妥協することなく価値を追求する業務プロセスと、インテグラート社のRadMap/projectシステムの活用についてご紹介します。参加者の皆様からご意見を賜われれば幸いです。

◆講演・製品紹介: 「インテグラートの事業投資評価・管理ソリューションのご紹介」
インテグラート株式会社 取締役 井上 淳

 インテグラートは事業計画や戦略立案をICTを活用して効果的に進めるソリューションを提供しています。本講演では、個別プロジェクトの事業計画、複数プロジェクトの統合的な事業計画・戦略立案、Excelベースでの分析・シミュレーションの3つについて、ツールとプロフェッショナルサービス両面のソリューションをご紹介します。

 この度弊社では「インテグラート ビジネスシミュレーション フォーラム 2015」を開催する運びとなりました。弊社は、事業の大きな失敗を避け成功を支援する経営理論「仮説指向計画法」を採用したソフトウエアを開発し、コンサルティング・研修と共に提供しています。ペンシルバニア大学ウォートンスクールのイアン・マクミラン教授とコロンビアビジネススクールのリタ・マグラス教授が開発した「仮説指向計画法」が、今年で発表20周年を迎えることを記念して、テーマを 「『未来を創り続ける』~仮説指向計画法20周年~」 としました。基調講演に、日本を代表する経営学者の一橋大学 米倉誠一郎教授をお迎えし、「見たくない未来に挑む」と題してご講演いただきます。

 米倉教授の基調講演に続きまして、弊社システム・サービスを活用されている企業より、取り組みをご紹介いただきます。中外製薬株式会社 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット 調査部長 矢野嘉行氏に、革新的医薬品を創造する組織的かつ継続的な取り組みについてお話しいただきます。

 又、ビジネスシミュレーションを活用した事業投資マネジメントシステム「RadMap」によるインテグラートの事業投資評価・管理ソリューションのご紹介を予定しております。

 本フォーラムは、中長期の成長を目的とする事業投資に関わる経営者及び経営スタッフの方々、事業の現場で各種計画の立案や検討・管理業務に携わっていらっしゃる方々にとりまして、経営理論を活用した、より質の高い計画策定・リスク評価・意思決定とリスクマネジメントの実現についてお考えいただく上で、大変有意義な機会になるものと考えます。ご多用中とは存じますが、関連部署の方々をお誘いあわせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

◇インテグラートのビジネスシミュレーションシステムは、以下の理論を基礎として設計されています。

Discovery-Driven Planning(仮説指向計画法)
ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授イアン・マクミラン、コロンビアビジネススクール教授 リタ・マグレイスが考案した不確実性の高い事業環境におけるビジネスプランニング手法。「逆損益計算法」により、利益の因数分解と仮説の洗い出しを行い、「マイルストン計画法」で仮説検証による学習とビジネスプランのフォローアップを支援する。インテグラートは、1997年に仮説指向計画法をシステム化。

Strategic Decision Management(戦略意思決定手法)
1960年代に米国スタンフォード大学教授の ロナルド・ハワードによって考案された、デシジョンアナリシスを基礎理論とする意思決定手法。シリコンバレーを本社とするコンサルティング会社ストラテジック・ディシジョンズ・グループ(SDG)が実践・応用し、手法として確立。意思決定の品質(Decision Quality)を高めるアプローチを提供し、エネルギー開発会社、製薬会社、化学メーカー等から導入が進展した。インテグラートは、2005年から2007年までSDGと提携し、日本における戦略意思決定手法の普及を促進。