インテグラート ビジネスシミュレーション フォーラム2017
「リスクテイクと中長期の成長達成」
~我々は何に賭けているのか、その仮説はまだ生きているのか~

◆日時
2017年10月25日(水)14:00~17:50( 受付13:30~ )
◆会場
東京ドームホテル「天空」(東京・文京区)
水道橋駅(JR総武線) 東口より徒歩2分
水道橋駅(地下鉄三田線) A2出口より徒歩1分
後楽園駅(地下鉄丸ノ内線) 2番出口より徒歩5分
後楽園駅(地下鉄南北線) 2番出口より徒歩5分

住所:東京都文京区後楽1-3-61
https://www.tokyodome-hotels.co.jp/transportation/
会場内地図
http://www.integratto.co.jp/bi/seminar/bsf201710_map.pdf
◆参加費用:無料
◆定員:400名
◆参加対象:経営者、経営企画・経営管理部門・財務部門・製品戦略部門・事業企画部門等の管理者および実務担当者、経験が不足している領域の新規事業やM&Aの企画検討に携わる方

ご好評のうちに終了いたしました。
多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。

■ プログラム
◆ご挨拶・講演1: 「成功に必要な『仮説』を明確にし、継続的に管理する」
インテグラート株式会社 代表取締役社長 小川 康

成長を追求するとリスクが高くなり、現状を維持すると先細りしてしまうのが、昨今の事業環境です。いま、このような新たな事業環境に対応した、新たなリスクマネジメントの仕組みが求められています。高いリターンを狙いつつ、リスクを低減するためには、どうすればよいのか。本講演でご紹介する仮説指向計画法(DDP:Discovery-Driven Planning)では、不確実な事業の成功に必要な条件を「仮説」と呼び、計画数値よりも、まず「仮説」を明確にすることが決定的に重要だと考えます。そして、「仮説」の外れに対応した次の一手を早く打つことを提言しています。中長期の成長を追求する企業の皆様に、DDPの活用をお勧めいたします。

◆基調講演: 「世界の経営学から見た 日本企業イノベーション創出への示唆」
早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール 准教授 入山 章栄 氏
講演概要
日本企業にイノベーションが足りない、と言われて久しくなります。一方、イノベーションや組織学習は、世界中の経営学者により科学的な手法で研究が進んでいるにも関わらず、その知見が日本まで十分に届いていません。本講演では、世界標準の経営学の知見を使いながら、日本企業のイノベーション創出への示唆を考えていきます。
【プロフィール】 慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。
三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。
同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。 2013年より現職。
「Strategic Management Journal」「Journal of International Business Studies」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表

◆講演2・製品紹介 「中長期の成長達成を支援する事業投資マネジメントシステムのご紹介」
インテグラート株式会社 取締役 ビジネスシミュレーション事業部長 井上 淳

本講演では中長期の成長とリスクテイクのバランスを考えるための具体的な手順を提供するソフトウェアシステム「RadMap」と、これを使ったプロフェッショナルサービスをご紹介します。これらのシステムとサービスが、お客様の中長期の成長とリスクテイクのバランスを考える上でどのような貢献を行うのかについてご紹介します。

◆講演3・サービス紹介 「高値掴みM&Aを避ける具体的な方法」
インテグラート株式会社 ビジネスシミュレーション事業部 ビジネスディベロップメントスペシャリスト 名田 秀彦

本講演では中長期の成長とリスクテイクのバランスを考えるための具体的な手順を提供するソフトウェアシステム「RadMap」と、これを使ったプロフェッショナルサービスをご紹介します。これらのシステムとサービスが、お客様の中長期の成長とリスクテイクのバランスを考える上でどのような貢献を行うのかについてご紹介します。
 この度弊社では「インテグラート ビジネスシミュレーション フォーラム 2017」を開催する運びとなりました。事業の大きな失敗を避け成功を支援する経営理論「仮説指向計画法」を採用したソフトウェアを開発し、コンサルティング・研修と共に提供しています。今回のフォーラムでは、テーマを「リスクテイクと中長期の成長達成~我々は何に賭けているのか、その仮説はまだ生きているのか~」として、具体的な方法論と業務プロセス、及びシステムとサービスをご紹介いたします。早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄先生をお迎えし、「世界の経営学から見た 日本企業イノベーション創出への示唆」と題してご講演いただきます。経営学に対する広い視点を持ち、最先端の研究を進めると共に、著作・TV番組等を通じて情報発信されている入山先生の知見は、中長期の成長を追求される皆様に大いにご参考にしていただけるものと思います。
 弊社からは、「成功に必要な『仮説』を明確にし、継続的に管理する」、「中長期の成長達成を支援する事業投資マネジメントシステムのご紹介」、及び「高値掴みM&Aを避ける具体的な方法」の3つの講演をお届けいたします。多くの事業において中長期の見通しは不確実性を増していますが、どの程度背伸びしている計画なのか、堅く読んでいる計画なのかを可視化し、関係者が情報共有する仕組みを構築することによって、適切なリスクテイクとリスクマネジメントを支援いたします。

 本フォーラムは、中長期の成長を目指す経営者及び経営スタッフの方々、事業の現場で各種計画の立案や検討・管理業務に携わっていらっしゃる方々にとりまして、経営理論を活用した、より質の高い、かつ、効率的な計画策定・リスク評価・意思決定とリスクマネジメントの実現についてお考えいただく上で、大変有意義な機会になるものと考えます。ご多用中とは存じますが、関連部署の方々をお誘いあわせの上、是非ご参加下さいますようお願い申し上げます。
◇インテグラートのビジネスシミュレーションシステムは、以下の理論を基礎として設計されています。
Discovery-Driven Planning(仮説指向計画法)
ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授イアン・マクミラン、コロンビアビジネススクール教授 リタ・マグレイスが考案した不確実性の高い事業環境におけるビジネスプランニング手法。「逆損益計算法」により、利益の因数分解と仮説の洗い出しを行い、「マイルストン計画法」で仮説検証による学習とビジネスプランのフォローアップを支援する。インテグラートは、1997年に仮説指向計画法をシステム化。

Strategic Decision Management(戦略意思決定手法)
1960年代に米国スタンフォード大学教授の ロナルド・ハワードによって考案された、デシジョンアナリシスを基礎理論とする意思決定手法。シリコンバレーを本社とするコンサルティング会社ストラテジック・ディシジョンズ・グループ(SDG)が実践・応用し、手法として確立。意思決定の品質(Decision Quality)を高めるアプローチを提供し、エネルギー開発会社、製薬会社、化学メーカー等から導入が進展した。インテグラートは、2005年から2007年までSDGと提携し、日本における戦略意思決定手法の普及を促進。