こんにちは、マーケティング担当の春原(すのはら)です。今号は当社が2006年5月より、インテグラート・インサイトの配信を始めてから記念すべき200回目の配信となりました。また初回配信よりコラムも毎号配信させていただいておりますので、コラムにとっても記念すべき200回目となります。
 そこで今回は、コラム200回掲載特別企画として、過去10年間(2012年12月~2022年11月)でのコラム閲覧ランキングを皆様に公開させて頂きます!
 インテグラートがコラムを通じて皆様と歩んできた16年間の軌跡として、皆様に最も読まれている記事をご共有させて頂きますので、ご興味のある記事がございましたら改めて皆様もご一読頂けますと幸甚です。

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 まず直近10年間でのコラム閲覧ランキングは、下記の通りとなっております!

【1位】意思決定のゴミ箱モデル(北原・2009/7/23)

【2位】さらに価値を生む経営企画室になるには?(池側・2019/7/29)

【3位】多分大丈夫、って確率何%で大丈夫なの?(小川・2009/9/24)

【4位】未来は決まっているのか(小川・2010/3/25)

【5位】猿シャワー(渡邉・2018/11/29)

【6位】経理・企画のみなさん、FP&Aビジネスパートナーになりませんか?(池側・2021/3/22)

【7位】COSO 全社的リスクマネジメントと「攻め」のリスクミニマイズ(春原・2018/12/20)

【8位】短期・長期の視点と、コンピテンシー・トラップ(小川・2015/11/26)

【9位】行動経済学に学ぶ不合理な行動の要因~新型コロナクライシスの中で~(井上・2020/4/20)

【10位】無礼な行動を改めて、礼儀正しく振舞うには(高木・2019/8/20)

 続いて、人気記事Top3について、以下に概要をご紹介させて頂きます。

【1位】意思決定のゴミ箱モデル(北原・2009/7/23)
見事、ランキングTopとなったのは、弊社創業者の北原氏が2009年に執筆したこちらのコラムとなります。さすが創業者の意地、といったところでしょうか(笑)
 本コラムでは、意思決定の古典的な手法として「(1)意思決定の枠組みと評価基準を定め、(2)すべての選択肢を出し、(3)選択肢を評価し、(4)最も好ましい選択肢を選ぶ」という手順を挙げています。しかしながら、現実の経営ではこのような規範的手続きはできずに「限定的な合理性」で意思決定がなされていることに触れ、「先に決まっていることを後で検討する」、「決定しなくてはならないことを、やり過ごす」といったことが起きてしまうことを「意思決定のゴミ箱モデル」といった経営学者マーチの提唱する枠組みを用いて説明しています。

【2位】さらに価値を生む経営企画室になるには?(池側・2019/7/29)
 次に閲覧された記事は、弊社エグゼクティブコンサルタントの池側氏が執筆したこちらのコラムとなります。
 本コラムでは、「経営企画」という部署に関して欧米の企業にはこの様な部署は無く、日本特有の部署であることと、その成り立ちを背景からご紹介しています。続いて、「経営企画室メンバーの専門知識と事業知識のバランス」として、経営企画室が経営管理・管理会計業務を行うにあたり、専門知識とその企業の事業知識の両方が必要ということを示して、メンバーの出自からどの様にそれぞれの知識を高めるのが良いか説明しています。
 続いて、「経営企画室の組織内での立場」として経営企画部門が社長直下で会社全体を見渡す立場にあり、各事業部・各部門の思惑に流されず、全体最適を公平な立場で考えて業務に当たれるというメリットがあることに触れつつ、一方で、経営企画室が、CFOなどほかの役員の組織に入っていない場合は、経企が情報をリクエストする事業部の予算・経費担当者・事業企画などは別組織であるため、現場の事業の状況が分かりにくいとか、情報収集がしにくい場合があるなどデメリットも提示しております。

【3位】多分大丈夫、って確率何%で大丈夫なの?(小川・2009/9/24)
 本コラムでの最後のご紹介は、弊社社長の小川が執筆したこちらのコラムとなります。
 本コラムでは、「多分、大丈夫です。」の多分とは、この確率を数字で示すと、どれぐらいなの?ということをテーマとして設定しています。そこで、このような言葉が表現する確率とその曖昧さは、英語について以前から研究対象になっているので、その一部をご紹介しています。
例えば、Likelyという言葉で、年代の異なる幾つかの調査によって示す確率が59%から75%まで開きがあることを提示して、多分大丈夫、の確率は人によって違い、およそ6割から7割程度ということを、複数の調査結果からご紹介しています。
ビジネスにおいて、各個人が今まで曖昧な言葉で伝えていた確率の考えを、確率という数字を共通言語とすることによって、便利になることがあるのではないか、とコラムの中で提言しております。

 人気記事Top3の概要をご紹介させて頂きましたが、詳細な内容についてご興味のある方は、ぜひコラム本文をご一読頂けますと幸甚です。

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 上記のコラム閲覧ランキングに関して、皆様の興味のある記事はありましたでしょうか?せっかくの年末年始の休暇が始まりますので、お時間のある時にこのほかの記事も、これを機会に見返されてみてはいかがでしょうか?
今後もインテグラートは事業投資に関して、皆様のお役に立つコラムやセミナーなど情報提供をさせて頂きますので、ご関心のあるテーマが御座いましたら、ぜひご一読・ご参加ください。
新たな製品・サービスを皆様が創出され、成功することを弊社一同、精一杯支援し、今後も精進を重ねていく所存で御座います。

(春原 易典)